2011-01-01から1年間の記事一覧

準メルクルの10番は超おすすめ〜ライプチツィヒマーラーフェスティバル〜

これはいいですよ!絶対聴いてください。今日はいい音楽三昧でルンルンです♪明日はなぜか仕事ですが。。。 http://www.mdr.de/mahler/ 準メルクル氏は、かっこいいですね。彼の指揮ぶりはなかなか個性的で絵になります。指揮する姿を見ているだけで楽しめま…

5月21日の新日フィル〜ブラームスの「至福」マルチヌーの「望郷」

トリフォニーホールに聴きに行ってきました。最初にドヴォルザークの『交響的変奏曲』が演奏されましたが、不明にして私この曲初めて聴きました。う〜む。なんといい曲でしょうか。ドヴォルザークって本当にあなどれない作曲家ですよ。(別にあなどってませ…

サロネン=ドレスデンの3番

昨夜のサロネン指揮マーラー3番を聴きました。 http://www.mdr.de/mahler/ (追記:5月23日時点のリンク先はこちら。http://liveweb.arte.tv/de/video/3__Sinfonie_d-Moll_von_Gustav_Mahler/) これは、第3楽章までは、「う〜ん、そんなでもないな。と…

またも『復活』を聴いてしまう私

2日目の演奏も録画で聴いてしまいました。我ながら熱心だなあと思います。 http://www.mdr.de/mahler/ 演奏そのものは1日目のほうがピーンと張りつめるような緊張感がありましたね。あの演奏はすごかったと思います。 もちろん2日目も悪くはなかったです…

「3番」〜ニーチェに作曲する怖い者知らずのマーラー

偉大な芸術家というのは、発想が常識からぶっとんでいる所があると思うのですが、このマーラーの『3番』というのはまさにそれじゃないかと思います。もちろん、それまでの「1番」「2番」にもそれは感じられるのですが、「3番」はそれを上回ってあらゆる…

マーラー100周忌の「復活」

ライプツィヒマーラー・フェスティヴァルは、このページで録画を見ることができました。 http://www.mdr.de/mahler/(追記:5月23日現在、このページの下に動画のリストがあって、そこに17日・18日両方の「復活」があります。私的には、17日の演奏…

交響曲第2番『復活』

『復活』の歌唱部分を訳してみました。いろいろな訳を目にするのですが、自分で訳してみないと、訳の良し悪しにかかわらず今ひとつピンとこない時があるので、基本的には自分の勉強用です。 Ⅳ Urlicht - O Röschen rot! Der Mensch liegt in größter Not! De…

ライプツィヒ・マーラーフェスティヴァル

「ライプツィヒに行きたしと思えどもライプツィヒはあまりに遠し。せめては新しきサイト見て気ままなる旅に出でてみん・・・」 マーラーの命日は1911年の5月18日ですから、今週の水曜日は死後ちょうど100年の命日ということになります。これを記念…

コジファントゥッテ・オールジャパニーズパフォーマンス(May15th)

新国立劇場の中劇場で日本人カヴァー歌手によるコンサート形式の『コジ・ファン・トゥッテ』に行ってきたのですが、とても良かったです。これほどいい上演を楽しめれば大満足で何も言うことはありません。 何といっても女性陣3人がみなさん良かったです。佐…

音楽という科学〜ベートーヴェン「ピアノソナタ第32番」

「オペラ対訳プロジェクト」で「チーム・ヘンデル」として活躍しておられるREIKO様のブログを見ていたら、目からウロコがたくさん落ちてしまいました。率直に言って、音楽というもののとらえ方が変わると思います。 http://handel.at.webry.info/201104…

「ブラバントのローエングリン」(グリム童話)と「訳者より」

この前対訳を完成させた『ローエングリン』について「訳者より」と「グリム童話の翻訳」をアップしました。 「訳者より」は私としては珍しく、途中でワーグナー自身の文章をそのまま引用したのですが、実はこの文章でワーグナーは彼自身にとってのこのオペラ…

マーラー『亡き子をしのぶ歌』

前々回の記事で書いたマーラー『亡き子をしのぶ歌』の翻訳です。ボックスを左右に並べられればよいのですが、どうも無理っぽいので、やむを得ず上下にしました。詩の文面はこれだけ読むと、やや「ジコチュウ」な印象も無いではないですが、これに音楽が客観…

ローエングリン完成

今日アップして、やっと全幕完成です。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/1433.html あとは「コメント」を書くのと、あまり知られていない「グリム童話版ローエングリン」の翻訳を載せたいなと思います。 「ローエングリン」というのは、ワーグナーの全作…

マーラー君に捧げるアダージョ

今日はオペラ対訳プロジェクトに『ローエングリン』第3幕の前半をアップしました。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/1432.html 後半も下書きはできているので、あともう少しで完成です。 さて昨日タイトルの映画を見に行きました。私はあんまり映画に行…

ファスベンダーのマーラー歌曲集(「亡き子をしのぶ歌」など)

なんか時事ネタで日曜日が終わってしまうのは悲しいので、CDの紹介を。(例によってAmazonにはないのでタワーレコードにリンク) http://tower.jp/item/48800/Mahler:-Lieder---Fassbaender,-Chailly 1枚に「リュッケルト歌曲集」「さすらう若人の歌」「…

ミヒャエラ・カウネさんのR・シュトラウス(四つの最後の歌など)

ミヒャエラ・カウネさんは昨年9月の「アラベラ」ですが、このCDを買ってみたら、とても良かったです。Orchestral Songsアーティスト: Richard Strauss,Eiji Oue,North German Radio Philharmonic Orchestra,Michaela Kaune出版社/メーカー: Berlin Classi…

ローエングリン特集(2)〜「民衆の心」としてのエルザ〜

前回の記事の続きです。下記のリンクは第2幕の後半です。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/1431.html 私見では、エルザはワーグナーにおける最初の「成功したヒロイン」です。ゼンタとエリーザベトの「キャラの立ち方」は、これに比べると数段落ちます。…

ローエングリン特集(1)〜台本の素晴らしさ〜

『ローエングリン』第2幕をやっとアップしましたので、お役立て下さい。うまく訳せているかは分からないのですが、少なくとも台本としてはワーグナーの書いた最高のページの一つだと思います。したがって、相当力を入れて自己添削したつもりですが、それで…

新国立劇場「ばらの騎士」レビュー(4月16日)

今週も大忙しでだいぶ遅れましたが、4月16日(土)のレビューです。立ち上がりはそれほどでもないように思えたのですが、だんだんはまっていった上演でした。私がとても良かったと思うのは、安井陽子さんのゾフィーですね。彼女の声はふくらみがあり、声…

朝比奈隆のマーラー「9番」

『ローエングリン』のキャンセルのお金で買いました。私はこの人の大ファンだから彼のブルックナーのCDをいっぱい持っています。このマーラーの演奏もラジオ等で聴いたことがあるかも知れませんが、CDを持っていなかったので買いました。マーラー:交響曲…

オネゲル交響曲第3番「典礼風」第2楽章「深き淵より」

私も大震災の影響・・・とりわけ放射能問題の影響で、ややきつい日々を送っているのですが、直接現地で被災されている方、家族・親戚が被災地にいらっしゃる方のご苦労、ご心労はいかばかりかと思います。私も総計15年近く東北地方で暮らしていたので、被…

ヤナーチェクの「熱さ」〜弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」

コンサートが中止になってお金が帰ってくる分、余暇を見つけてCDを聴こうかなという今日この頃です。 それにしても、人の役にも立たない「自粛ムード」に否定的な意見が多数出て来たのは良かったです。桜は満開なので、今日は雨で残念ですが、明日はぜひお…

前略 ルチア・ポップさま

最初に書いておきたいのですが、昨日の午後3時頃、近くの都立公園に行ったのですが、大勢の人が普通にお花見をしていました。むしろ桜がまだでした(笑)。自粛の貼り紙があるわけでも、取り締まりの人がいるわけでもありませんでした。ほっとしました。さ…

心の「痛み」、そして「癒し」(マーラー「9番」とモーツァルト「ジュピター」)

私は久しぶりに土日の連休を取っています。明日はちょっと職場に顔を出す予定ですが、3月11日以来初めて家でゆっくり落ち着いています。 やはり必要なのは音楽です。直後は主にモーツァルトを聴いていたのですが、最近聴いているのはマーラーです。 私が…

リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒゲヴァントハウス管・ドヴォルザークプログラム

サントリーホールで行われたライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団の来日公演。指揮は音楽監督のリッカルド・シャイーです。 今日はオール・ドヴォルザーク・プログラムで、序曲「謝肉祭」、ヴァイオリン協奏曲(ソロ:レオニダス・カヴァコス)、交響曲第7…

アンゲリカ・キルヒシュラーガー・リサイタル(2)〜マーラー〜

今日はマーラーの歌曲です。『角笛』からの4曲を中間に挟んで、最初と最後は『若き日の歌』からです。『角笛』は有名ですが、『若き日の歌』はまだ20代の頃の作品で素朴な雰囲気の曲ですが、『外へ、外へ』はマーラーらしい軍楽調が現れて面白いです。 Fr…

アンゲリカ・キルヒシュラーガーリサイタル(1)〜シューベルト〜

3月20日に、リサイタルに行く予定なので、予習しつつ、ついでに翻訳しました。 http://www.tokyo-harusai.com/program/page_652.html 今回は、シューベルト、マーラー、ブラームス、リストの歌曲で、聴きごたえ満点です。 今日は、シューベルトを一挙掲載…

マリインスキーオペラ「影のない女」(2月12日)

昨夜の上演ですが、とても感銘深かったです。予想していたように、オケは重量感があってパワフルです。大音響を難なく出している感じ(かといって雑ではありません)ですが、その一方、ゲルギエフの音楽づくりは実演を聴いてみると思った以上に明晰さ重視で…

シカゴリリックオペラ(2)

シカゴの演奏はなかなか面白かったです。デイヴィスの指揮はアメリカらしくて「エンタメ」が強く感じられます。一つだけ難を言うと「婚礼の合唱」で、意図と違うのか合唱と演奏がひどくズレてましたが、まあ、粗さがしするほどのことでもないでしょう。 歌手…

シカゴリリックオペラ「ローエングリン」生中継

ネットラジオで、このライブを聴いています。 http://www.wfmt.com/main.taf?p=4 下記出演者はいつも活用させていただいている「おかかさん」のページから転載させていただきます。 http://d.hatena.ne.jp/radio_classic_timetable/ 2/12 (Sat) 8:45-14:00 (…