コンサート

ヴェーラ弦楽四重奏団のヤナーチェク「ないしょの手紙」とベートーヴェン

昨日は横浜のみなとみらい小ホールに遠出して、ヴェーラ弦楽四重奏団の演奏を聴いてきました。蒸し暑さでくたくたになりましたが、さすがに残暑もこれで終わりでしょうかね? ヴェーラ四重奏団は日本のカルテットですが、実に素晴らしかったです。横浜まで行…

新日トリスタンと都響ブラームス1番

おとといの新日フィルのトリスタンは、やはり予想通りというか、藤村さんのブランゲーネが良かったです。彼女はピッチがすごく正確だと思うので、ブランゲーネの歌の最初の「ア〜〜〜〜(すごく長い)〜〜〜インザ〜〜〜〜ム」という部分がすごく良かったで…

都響のシベリウス7番

今夜は都響の定期を聴いてみました。ブラームスのピアノコンツェルト2番とシベリウスの7番という曲目に魅かれたもので。指揮はジョセフ・ウォルフ氏。 しかし前半のブラームスは「う〜む・・・」でした。何が良くないかというと指揮者に尽きます。ピアノ(若…

リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒゲヴァントハウス管・ドヴォルザークプログラム

サントリーホールで行われたライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団の来日公演。指揮は音楽監督のリッカルド・シャイーです。 今日はオール・ドヴォルザーク・プログラムで、序曲「謝肉祭」、ヴァイオリン協奏曲(ソロ:レオニダス・カヴァコス)、交響曲第7…

アンゲリカ・キルヒシュラーガー・リサイタル(2)〜マーラー〜

今日はマーラーの歌曲です。『角笛』からの4曲を中間に挟んで、最初と最後は『若き日の歌』からです。『角笛』は有名ですが、『若き日の歌』はまだ20代の頃の作品で素朴な雰囲気の曲ですが、『外へ、外へ』はマーラーらしい軍楽調が現れて面白いです。 Fr…

アンゲリカ・キルヒシュラーガーリサイタル(1)〜シューベルト〜

3月20日に、リサイタルに行く予定なので、予習しつつ、ついでに翻訳しました。 http://www.tokyo-harusai.com/program/page_652.html 今回は、シューベルト、マーラー、ブラームス、リストの歌曲で、聴きごたえ満点です。 今日は、シューベルトを一挙掲載…

人間に変身するヒロイン達〜新国立劇場『夕鶴』

今日『夕鶴』を見たのですが、私は日本語のオペラというのは生まれて初めて見ました。これの良い所は、日本語なので、歌詞が良く分かる点だなとつくづく思いました。(当たり前ですね・・・)CD等ですら聴いたことの無い全く初めての鑑賞だったので、以下…

あらためてシンフォニエッタとグラゴルミサ、ついでに「我が祖国」

前回紹介したカレル・アンチェルのヤナーチェク「シンフォニエッタ」(1961年)は、今はこのCDになっているようです。「タラスブーリバ」とのカップリングになっています。ヤナーチェク:シンフォニエッタアーティスト: アンチェル(カレル),ヤナーチェク,チ…

バイエルン国立歌劇場の「ルサルカ」

2日にネットラジオで聴いた「ルサルカ」ですが、けっこう聴けました。バイエルンの音は、ホールのせいもあるかも知れないですが響きが芳醇な感じで、私は好きです。昔の録音と比べて基本的にはあんまり変わっていない気が。(←素人の意見なので、詳しい人に…

ヤナーチェク「シンフォニエッタ」(ドイツ音楽とチェコ音楽の違い)

私は「シンフォニエッタ」はこのカレル・アンチェル指揮のチェコ・フィルでしか聴けないぐらい、これが好きです。「グラゴルミサ」も同様です。ヤナーチェク:グラゴル・ミサアーティスト: チェコ・フィルハーモニー管弦楽団,ヤナーチェク,アンチェル(カレル)…

サラステ・シベリウス「1番」はなぜ良いのか?

なぜ他の演奏と違うのか気になったので、もう一度聴いてみたら分かりました。前回シベリウスはライブがいいといいましたが、やはり録音するべきですね(笑)。拍節感が全く違います。アクセントの置き方が違うわけですが、そのせいで冒頭のクラリネットから…

シベリウスおそるべし

この前のサラステの演奏で、パーヴォ・ベルグルンドの演奏を引き合いに出したので、いい加減なことを書いてはいけないと、改めて聴いてみていたのですが「7番」に関しては、このヘルシンキとの演奏が圧倒的にいいですね。改めて聴いてみると、これはこれ以…

サラステとシベリウスを語る

昨夜のバイエルンの「ルサルカ」は、なかなか面白いですね。録音をして良かったです。今第3幕を聴きながら楽しんでいます。この記事は明日書こうと思います。 さて、タイトルにあるように、年末に聴いたマーラー、シベリウスがとても良かったので、元日は、…

年末なので第9を聴いていた(ブルックナーだけど)

年末と言えば第9ですが「第9ちがい」です。これに限らず、家にいっぱい同じ曲があるので少し整理してみようと思ったら、かえってますます気になって、新しいCDを購入するハメになっています(笑)。最近、意識して自覚的に聴くようにしているので、よけ…

ネットラジオで聴いたアーノンクールとサラステ

う〜む。仕事上のトラブルをかかえたまま今年はタイムアウトになってしまった。新年からまた気をつかうと思うとげんなりしますが、忘れることにしよう・・・。さて本題ですが、クリスマス・シーズンのせいかネットラジオの番組が充実していて、好きなものを…

METライブヴューイング「ボリス・ゴドゥノフ」(とちょっと「ラインの黄金」)

金曜日に、映画館にMET「ボリス」を見に行きました。このオペラ自体、初めて見たのですが、見て良かったです。主演のパーペ氏にこれまで特に関心が無かったのですが、これは迫真の演技と歌唱ですね。とりわけ第1幕のモノローグが良かった。 第1幕が終わ…

メッツマッハーの「マーラー6番」

新日本フィルのトリフォニーホール公演を聞いてまいりました。最初に雑談ですが、こんな音楽を作る人(マーラー)を上司に持つというのは、さぞやエキサイティング・・・というか、波長の合わない人は、やってられないだろうな、とか、聞きながら余計なこと…

デンマーク放送響の「オネゲル3番」

今夜のデンマーク放送響ライブのメインは、オネゲルの「3番」ですね。日本時間2時30分からみたいなので、これは、ぜひとも録音して聞いてみたいと思います。 指揮者は私は聞いたことない方ですが、その前のブリテン「シンフォニア・ダ・レクイエム」とガ…

DKT(デンマーク王立オペラ)のベルク・ブラームス

ネトラジでベルクの「ヴァイオリン協奏曲」、R・シュトラウスの「6つの歌曲」、ブラームスの4番があったので録音して聴いてみたのですが、とてもよかったです。 特に、ベルクがすばらしかった。ヴァイオリンは表情豊かで言うことなしですし、オケもホント…

新日フィル・ブルックナー「テ・デウム」など

最近の猛暑で夏バテ気味でした。 そんな中、今日行ってみたのですが、とても良かったです。指揮はC・アルミンク、会場・サントリーホール。合唱は栗友会合唱団。曲目がとてもいいですね。前半は、ブラームスの「悲歌」とR・シュトラウスの「四つの最後の歌…