2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

眠られぬ夜のために・・・

猛暑でヘトヘトです。 暑い時には、風鈴をチリンと鳴らしたとの本居宣長(でしたっけ?)の古事にちなみ、以前作ってみたものをアップしてみました。 オルゴールバージョンなので、聴きやすいと思うのですが、何となく切ない感じもしますので、これで寝られ…

第3幕冒頭エルダのシーン

久しぶりに、ジークフリート第3幕に戻って、冒頭のエルダのシーンを訳しました。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/194.html ここの翻訳は、言葉の使い方が独特な感じで、なかなか難しいです。さあっと読めるのを、基本コンセプトにしているのですが、う…

新日フィル・ブルックナー「テ・デウム」など

最近の猛暑で夏バテ気味でした。 そんな中、今日行ってみたのですが、とても良かったです。指揮はC・アルミンク、会場・サントリーホール。合唱は栗友会合唱団。曲目がとてもいいですね。前半は、ブラームスの「悲歌」とR・シュトラウスの「四つの最後の歌…

ニーチェ「ワーグナーの場合」(序文)

久しぶりに、ニーチェのワーグナー論の対訳をアップします。『ワーグナーの場合』の序文ですが、これはすごく本質的な部分かも知れません。特に、ワーグナーは「現代」(モデルニテート)そのものだと書いていて、これは当然120年ほど前の「現代」なので…

「黄昏」訳出終了

第1幕の最後のシーンを訳して、これで「黄昏」全訳です。3月に「黄昏」を聴く前に始めたので、4か月ほどかかりましたね。なんか感慨があります。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/199.html しまった・・・と思ったのは、この第1幕の幕切れが最後にな…

「大地の歌」をあらためて聴く

先週、「大地の歌」を聴きに行ったのですが、どうも私には今ひとつピンと来ませんでした。マーラーは、この落差がはなはだしくて、しかもそれは、たいがい最初にわかってしまいます。残念ですが、こういうこともあります。 なぜ、のらないのか?というと、何…

ヘンデル「ハレルヤコーラス」

ありがたいことに、「ブライダルコーラス」の再生回数が多いようなので、もう一つコーラスを作成してみました。 翻訳は、例によって、私の勝手な訳ですが、ひたすら神を讃えている歌なので、日本に移植すると、こんな感じでもいいのかな?・・・と。 ところ…

ヴァルトラウテとブリュンヒルデの語り

ヴァルトラウテとブリュンヒルデの対話をもう少し進めました。もうすぐ「黄昏」訳了です。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/199.html この「ヴァルトラウテの語り」の部分は長いですが、おそらくワーグナーファンは、この部分が大好きなはずです(もちろ…

翻訳について

たまたま発見したサイトでオペラの翻訳をやり始めてから1年ほど経つのですが、翻訳というのは独特の難しさがあるように思います。最近、「超訳」というのが本屋に置いてあり、意図はわかるのですが、これでほんとにいいのかな?と。 でも、私のワーグナーの…

こんな本を読んでみた

たまたま、こんな本を読んでみました。新書139 わたしの嫌いなクラシック 鈴木淳史 著 (新書y)作者: 鈴木淳史出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2005/08/25メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (14件) を見るこういうのを読むと、自分の好きな…

ヴァルトラウテの語り

「黄昏」訳了まで、もうすぐです・・・ http://www31.atwiki.jp/oper/pages/199.html