2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

やっと戻ってきました

わりと身近な人が急に亡くなってしまったので、だいぶ長い間中断していましたが、今日から復帰です(たぶん・・・) それにしても、びわ湖ホールの「トリスタン」行きたかったですね〜。小山由美さんのイゾルデは、おそらくそう何度も聴けるものではないので…

ポップさんの「ウンディーネ」を見て「ローエングリン」を考える

若いころのルチア・ポップさんを見てると、こんな映像があるので、たまに聴いていました。 http://www.youtube.com/watch?v=9KzqyjKW6M0&NR=1 ロルツィング「ウンディーネ」という作品ですが、わかりやすくて、けっこういい音楽です。映像的には、この牧師の…

『指輪』のテーマについて

昨日とうって変わって、突如テーマが重くなります(私らしいですが)。 オペラ対訳プロジェクト上で『神々の黄昏』を訳し終わった頃から、「訳者コメント」を考えていたのですが、なかなかまとまりません。とはいえ、アップしないと何となくモヤーッとした気…

『フィガロ』における「バルバリーナ萌え」とは?(10月10日新国立劇場)

タイトルは半ばジョークですが・・・。 今日は思ったよりも仕事が早く終わったので、第2幕のケルビーノの着せ替えシーンから中に入れたので、かなり見ることができて満足です。ただ、立ち仕事だった後に、第2幕終了まで立ち見だったので、さすがに疲れてし…

「栄誉」と「妄想」で読むトリスタン

『トリスタン』について考えたことをまとめてみました。(まるで文学部の学生のレポート風ですが) 『トリスタン』を改めて読んでみると、イゾルデ、マルケ王、ブランゲーネ、クルヴェナールの世界観は最初から最後まで変化がありません。ただ、イゾルデは初…

10月16日「トリスタンとイゾルデ」inびわ湖ホール

上記日程で聴いて来る予定なのですが、最大のお目当ては、イゾルデを歌う小山由美さんです。彼女は「トリスタン」だとブランゲーネを歌う役回りだったので、そもそもイゾルデを聴けるとは思いませんでした。私は以前からこの方のファンなのですが、聴きに行…

新国立劇場「アラベラ」(2)〜演奏と歌手〜

今回、シルマーさんの指揮と東京フィルの演奏は、今年この劇場で聴いた中(「ジークフリート」「黄昏」「影のない女」)で、私にとっては一番良かったです。シルマー氏の重厚な音づくりが私の趣味にぴったりなのかもしれません。オケがすごく良かった・・・…

新国立劇場「アラベラ」(1)〜第3幕の演出コンセプトは?

昨日、10月2日の初日を見て来ました。一言で言うと「とても満足」でした。歌手は全体的に安定しているし、演奏も良かったです。演出は、色調の美しい舞台で、これは前評判どおり。ストーリーについては、もっと色々やるかと思っていたのですが、その点も…