ローエングリン

バイエルン国立歌劇場『ローエングリン』

バイエルン国立歌劇場のローエングリンを聴いてきました。やっぱりワーグナーはいいです。思えばワーグナー作品の観劇は昨年12月の『トリスタン』以来でした。だいぶ疲れてしまいましたが、忘れないうちに少しでもレビューを書いておこうと思います。 良か…

「ブラバントのローエングリン」(グリム童話)と「訳者より」

この前対訳を完成させた『ローエングリン』について「訳者より」と「グリム童話の翻訳」をアップしました。 「訳者より」は私としては珍しく、途中でワーグナー自身の文章をそのまま引用したのですが、実はこの文章でワーグナーは彼自身にとってのこのオペラ…

ローエングリン完成

今日アップして、やっと全幕完成です。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/1433.html あとは「コメント」を書くのと、あまり知られていない「グリム童話版ローエングリン」の翻訳を載せたいなと思います。 「ローエングリン」というのは、ワーグナーの全作…

ローエングリン特集(2)〜「民衆の心」としてのエルザ〜

前回の記事の続きです。下記のリンクは第2幕の後半です。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/1431.html 私見では、エルザはワーグナーにおける最初の「成功したヒロイン」です。ゼンタとエリーザベトの「キャラの立ち方」は、これに比べると数段落ちます。…

ローエングリン特集(1)〜台本の素晴らしさ〜

『ローエングリン』第2幕をやっとアップしましたので、お役立て下さい。うまく訳せているかは分からないのですが、少なくとも台本としてはワーグナーの書いた最高のページの一つだと思います。したがって、相当力を入れて自己添削したつもりですが、それで…

シカゴリリックオペラ(2)

シカゴの演奏はなかなか面白かったです。デイヴィスの指揮はアメリカらしくて「エンタメ」が強く感じられます。一つだけ難を言うと「婚礼の合唱」で、意図と違うのか合唱と演奏がひどくズレてましたが、まあ、粗さがしするほどのことでもないでしょう。 歌手…

シカゴリリックオペラ「ローエングリン」生中継

ネットラジオで、このライブを聴いています。 http://www.wfmt.com/main.taf?p=4 下記出演者はいつも活用させていただいている「おかかさん」のページから転載させていただきます。 http://d.hatena.ne.jp/radio_classic_timetable/ 2/12 (Sat) 8:45-14:00 (…

バイロイト2010ローエングリン

デンマークP2で録音できたので、今年初めてバイロイトの全曲を聴けました。 ネルソンスの指揮はいいです。オケはいつもうまいので言うことなし。 ただ歌手はちょっと・・・。ローエングリンのカウフマンは、けっこうヘルデンですが、なんか重たいです。趣…