マーラー100周忌の「復活」

ライプツィヒマーラー・フェスティヴァルは、このページで録画を見ることができました。
http://www.mdr.de/mahler/(追記:5月23日現在、このページの下に動画のリストがあって、そこに17日・18日両方の「復活」があります。私的には、17日の演奏のほうが充実しているような気がします)
やはり映像で見られるのはとても良いですね。臨場感があって楽しめます。ありがたいです。2日連続でこの曲をやるのですが、やはり命日は『復活』ということでしょう。
独唱者はこの日は、クリスティアーヌ・エルツェさんとサラ・コノリーさんになっています。コノリーさんの「原光」はとても良かったです。
シャイーの指揮は、この「原光」もそうですが、ゆっくりとした静かな部分に特徴があり、第1楽章展開部の最初の部分や、第2楽章のテーマがピッツィカートで戻ってくるところなどが素晴らしいと思います。特に後者は映像で見ていると、実に楽しいです。
私はシャイーという人は実際に見るまでは、超気難しそうな気がしていましたが、実は「面白いおじさん」だったので拍子抜けしました(笑)。常に楽しそうにやる人なので、オケのメンバーはやりやすいような気がします。観客席は、ほとんどがドイツの熟年カップルばっかりで、開演前はみんなむっつりしていて怖かったのですが、終了後はいきなりスタンディングオベーションで、みんなニコニコしていました。この落差の激しさはこわいですねえ・・・。ここで外すことは絶対に許されないだろうなあと思いました。これから、NYフィルとかマーラー・チェンバーオケとかになると、客層も変わってくるのかも知れませんね。
それにしても2ヶ月前にサントリーホールに聴きに行ったので、ゲヴァントハウスオケのメンバーの顔が分かるのも楽しかったです。一番目立つのはフルートの女性ですね。あとティンパニの男性もいいです。
うれしいのは、この調子だと録画で全部視聴できそうなことです。いろいろなオケのマーラー演奏が視聴できるので、実にありがたいです。今夜は同じ「2番」の再演で、次はサロネンドレスデンの「3番」です。これにも期待です。さらにその次の、準メルクル=MDRオケの「10番」はどうでしょうか。