2010-01-01から1年間の記事一覧
昨日訳した「黄昏」のラブラブ二重唱ですが、ちょっと気になるところがあったので、今、若干、修正しました。「誤訳」はできるだけ潰しておきたいので。ところで、私の訳は、「だいぶ意訳している」と思われる方も多いかも知れませんが、決してそれを狙って…
三連休で良かったです。コペンハーゲン・リングのジークフリートを堪能できました。正直言って私のような長年のファンは、演出に関してはハスに構えているところがあって、これも「ワルキューレ」までは「フムフム・・・」みたいな感じで見ているところが若干あ…
昨夜は、スーパーに行ったら、なぜかお好み焼きの宣伝をしてたので、久しぶりに家でお好み焼きをしながら、「ワルキューレ」の第2幕・第3幕を一気に見ました。ビールを飲んで、へらで裏返しながら「ワルキューレ」というのも何ですが、早速そのレビューを…
最近、仕事が難題続きです。続く時は続くもので、次々と降りかかってくる感じ。困るのは、人に相談したりできると、それだけで気が楽になるのですが、人には内緒のことが多いので、職場には言えません。「王様の耳はロバの耳」ではないが、どこかに、私専用…
「黄昏」の訳にはまってしまい、ついに第2幕の最後に達しました。ここを訳すのは本当に面白いです。見直してみてアップしたいと思います。 かねて発注していた「コペンハーゲン・リング」が届いたので、「ラインの黄金」と「ワルキューレ」第1幕まで見たの…
今日は、前回の続きで「神々の黄昏」第2幕第4場を訳しました。ここは緊迫感あふれる音楽で、とてもテンポ良く物語が進んでいきますが、語っている内容はけっこうややこしいものがあります。 コチラです↓ http://www31.atwiki.jp/oper/pages/201.html グン…
最近、休みになると「神々の黄昏」三昧で、今日も前回の続きをセコセコと訳し、だいぶ進みました。でも、あとでもう一度、見直してみた方がいいような気がするので、アップは次回です。 さて、その代わりに息抜き(?)で、ボカロ第2弾をアップしてみました…
今日は、前回に引き続き、ハーゲン特集です。 対訳はコチラを↓ http://www31.atwiki.jp/oper/pages/200.html この場面では、ハーゲンがギービヒ家の住民に「動員」をかけるのですが、ハーゲンの歌と合唱のかけあいが面白いので、けっこうファンの方が多いよ…
「神々の黄昏」第1幕で、旅立っていくジークフリートとグンターを送り出してハーゲンが歌うシーンを訳しました。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/198.html それにしても、最初のハーゲンの5行!ニヒルでカッコよすぎです!この部分は、確かトーマス・…
土日は頑張りすぎました(笑)。今日は息抜きです。 ワーグナーはじめ好きなオペラ作品を翻訳しているのですが、そこで思ったのは、対訳というのは、「見る気のある人」には面白いかもしれませんが、「特に関心のない人」には読んでもらえないだろうというこ…
ことほど左様に、「黄昏」という物語では、「ハーゲン」が重要な役割を演じ、主役のお株を完全に奪っています。 しかし、それが逆転するのが「ジークフリートの最後のアリア」であり、それに続く「葬送行進曲」で、これはさらに決定的になります。 この「葬…
私の「葬送行進曲」後半の解釈=「表現できないことの表現」とは、ふと考えてみると、それこそ「表現主義」(笑)かもしれません。通常、ワーグナーの舞台指示は「印象派」に思えるのですが、ここぞという時に、「表現主義的」になるように思えます。 さて、…
続きです。さきほど「単語に過剰な意味を込めている」(でも悪い意味ではないですよ)と書いたので、実地検証してみます。http://www31.atwiki.jp/oper/pages/202.html「ジークフリートの最後の歌」のそのまた最後の4行ですが、 Ach! Dieses Auge, ewig nun …
最近、「ジークフリートの最後のアリア」(「聖なる花嫁よ!」から始まる「辞世のアリア」です)を、Youtubeやら自分のCDやらで繰り返し聴いていたら、ラッシュの電車の中でも頭から離れなくなり、どうしようもないので(笑)、今日訳し始めたら、その前の…
やっと、ここまでたどりつきました。ハーゲンのことです。 私は、このキャラ大好きなのですが、これに共感できるということは果たして幸せなことなのでしょうか? ちなみに、世界文学で言うと、彼は「ハムレット」です。第2幕で、アルベリヒを夢に見る場面…
「朝」から「晩」まで『黄昏』になってしまいました(笑)。とはいえ、雨の中でしたがスーパーに買い物に行き、「冬ももうすぐ終わりだなあ」と「牡蠣」を買ってきて「カキ鍋」をやってみました。値段のわりに良いカキで、とても美味しかったのですが、残り…
「ルル」の第1幕第2場をアップしました↓(リンク先は、第2場の後半部分です) http://www31.atwiki.jp/oper/pages/269.htmlこの場面は、第1幕の白眉というか、音楽がものすごく充実しています。ルルとシェーンの対話もそうですが、シェーンが「画家」を…
昨夜、「N響アワー」(久々に見ました)で、ヤナーチェクを聴いたので、一言その感想を。 思った以上に良かった・・・。オケも合唱も。 指揮のデュトワは、この曲大好きみたいで、CD(フランスのオケだったか?)も出しているし、もう知り尽くしていると…
今日は、『ルル』の第1幕第2場の最初の方を「オペラ対訳プロジェクト」にアップしました。 このオペラは会話が多くてモノローグは少ないので、意味を取るのはわりと簡単ですが、読みこむと内容は深くてギョッとすることが多々あります。 この場面で改めて…
「オペラ対訳プロジェクト」からは、そのオペラ関係の記事がいろいろリンクできて、スグレものです。それを使って、「ジークフリート」の感想をいろいろ見てみました。 ウォーナー演出は、けっこう評判いいですね。楽しい、という評価が多いです。確かに、そ…
しつこくジークフリート第3幕にハマり続けています。 どうも目ざめのシーンが脳裏から去らず、いろいろなCDを聴いているのですが、やはり帰って行ってしまうのは、クナの57年・58年のバイロイトです。というか、これが初めて聴いたこの音楽だったので、い…
なかなか、この世界から脱出できずに、やっと「ブリュンヒルデの目ざめ」以下を訳し終わりました。この部分、難しいですね。アップした後に、ほんとにこれでいいのかな?と。でも、また風邪がぶり返してもしょうがないので、あまり考えないようにしよう・・…
昨日の上演で、ヴォータン(さすらい人)のことを書かなかったのですが、ユッカ・ラジライネンは、第2幕までは比較的抑えているように思えたのですが、第3幕では全力投球で「おっ!」と思いました。このシーンは、エルダ役のシュレーダーも良かったので、…
今日、観に行ってきました。やっぱりワーグナーは、いいです。余韻に浸っています。 ただ、今週仕事が忙しく、雪の降っている夜中とかに散々外出したので風邪(インフルではないですよ)を引いてしまい、薬を飲みながらの観劇になってしまいました(泣)。で…
相変わらず「ジークフリート」の予習中です。 前回、アルベリヒとミーメの掛け合いの音楽の面白さについて触れたのですが、この二人は、ジークフリートがファフナーの洞窟に指輪と隠れ頭巾を取りに行っている間に舞台に出て来て、充実のコント(?)を繰り広…
前回の記事の訂正です。 ふと気がついたのですが、ラップに影響するのは、「子音」ではなく「音素」でした。 それで前読んだ記事を改めて見てみると、音素の数というのは、むしろ「母音」で差がついているみたいです。 そんなわけで、少しいい加減な内容でし…
前日に引き続いて、「ジークフリート」の予習をしています。 第1幕と第2幕を聴いているのですが、これって、ワーグナーの中でもかなり異質の音楽ですよね。 オケがチャカチャカチャカチャカやっているのは、ワーグナーでは良くあることですが、このオペラ…
新国立劇場の『ジークフリート』を見に行く予定なので、下準備のためCDを聴いていたら、第3幕のジークフリートとブリュンヒルデのシーンを訳したくなり、「オペラ対訳プロジェクト」に掲載させていただきました。 私は、このシーン大好きなのです。「あな…
トリスタン物語では、2人を最終的に結びつける「愛の薬」が重要な役割を果たします。 ワーグナー以前のゴットフリートの叙事詩なども重要な役割を果たしているのは同じですが、決定的な違いは、先行する作品では「愛の薬」体験が「偶然」だったのに対して、…
「オペラ対訳プロジェクト」上に、「トリスタン」のプロローグを載せていただきました。昨年の夏に「トリスタン」を訳しながら、このオペラの人間関係を自分なりに整理した結果、こんなものになったという感じです。http://www31.atwiki.jp/oper/pages/495.h…