シューベルト「白鳥の歌」

最近、休みになると「神々の黄昏」三昧で、今日も前回の続きをセコセコと訳し、だいぶ進みました。でも、あとでもう一度、見直してみた方がいいような気がするので、アップは次回です。
さて、その代わりに息抜き(?)で、ボカロ第2弾をアップしてみました。

・・・我ながら予想もつかなかった展開になってきましたが、画像に著作権があるといけないので、この際「ピアプロ」に登録して、イメージに合う画像を引っ張ってきました。
シューベルトの遺作「白鳥の歌」の一曲、有名な「セレナーデ」を編曲したのですが、歌詞は日本語訳というより完全な替え歌にしてみました。クラシックですからOKでしょう。しかも、初めは、原作通り「男→女」の歌詞を考えたのですが、作っているうちに歌声に引っ張られるのか、なぜか「女→男」になってしまいました。面白いものです。
シューベルトは、どちらかといえば好きな作曲家ですが、ピンとくる作品と来ない作品があります。シンフォニー、カルテット、歌曲、あらゆるジャンルで、好き嫌いがはっきり分かれます。例えば、「冬の旅」が歌曲の代表作のように言われるのですが、私には、なぜかピンときません。逆に「白鳥の歌」は、好きな曲が多く、順番に聴いていき、最後のほうの「影法師」になると「おお・・・」という感じですね。
この「セレナーデ」は有名な曲で、シューベルトとしては「素直な曲」だと思います。でも、楽譜に落としてみると、ハーモニーはもうハッキリと「ロマン派」ですね。そう思って調べてみると、シューベルト1828年に亡くなっており、この時すでにワーグナー15歳です。そう考えると、よく分かるような気がしてきました。
あと、もう一点思ったのは、シューベルトは、音符をそのまま他の楽器に移しても、あまり違和感ないですね。どうしてもピアノで伴奏する必要はなく、単に同人サークル的に気軽に演奏したいからピアノにしただけのような・・・。そのへん、例えばシューマンの歌曲はピアノにこだわっているような感じがします。単なる素人の印象ですが。
ところで、この曲って、歌詞はレルシュタープという人が書いたらしいのですが、初めはベートーヴェンに作曲してもらおうと思っていたものが、なぜか、めぐりめぐってシューベルトの所にオハチが回ってきたらしいです。それって、やっていることがCGMと同じような気が?
次回ボカロは、現在作成中の「ワルキューレ」からの抜粋に参りたいと思います。この作業は、新たな発見が多く、なかなか勉強になってます。