ウォーナー演出など

「オペラ対訳プロジェクト」からは、そのオペラ関係の記事がいろいろリンクできて、スグレものです。それを使って、「ジークフリート」の感想をいろいろ見てみました。
ウォーナー演出は、けっこう評判いいですね。楽しい、という評価が多いです。確かに、それはそうですね。退屈はしませんね。私にとって意味がわからないシーンも、「何だ、これは!?意味不明だ!」と想いつつ、退屈だけはしません。案外それを狙っているのかも知れません。

私も、けっこう厳しいことも書きますが、やはり「おおっ」と思う場面がありますからね。「ラインの黄金」の宇宙船とか幕切れで風船が落ちてくるシーンとか、「ヴァルキューレ」の第3幕がER風とか、6・7年も前だけど、けっこう印象に残ってます。今でも鮮烈に残っているというのは、けっこうすごいことです。

この前の「ジークフリート」第3幕の幕が閉まっている所も、「ジークフリートブリュンヒルデの間の心理的壁」という見方や、「幕の向こうで行われている出会いが観客の想像に委ねられ、かえって斬新に感じた」という好意的評価が多かったですね。こりゃ意外でした。
う〜む、でもこの点は、やっぱり私はそのシーンをこそ見たかったのですが・・・。想像なら、いつもCDを聴きながらしているので(笑)

ところで、「神々の黄昏」のパンフレットを見ると、「金スマ」で中居クンの後ろに座っているようなピンクのミニスカートをはいたお姉さん達がいっぱいいるのですが、これって、前回はこんな演出だっただろうか?「ジークフリート」も話に聞いていたのと少し違うような気がしたので、けっこういじっているような気がします。
そんなわけで(それだけでもないですが)、やっぱり「黄昏」にも行って見ることにしました。テオリン・ブリュンヒルデを最後まで聴いてみねば、ということもありますし。今日買いに行きました。予定外の出費は痛いですが、やむをえません。

さあ、ゆっくり「黄昏」の予習をしよっ。昨日、クナとヴァルナイの話をしていたら、いいのがあったので、貼り付けてみました。動画が無いのが残念です。これは、歌いだしの所はそうでもないのですが、ゆったりしてからの深まり方が絶品だと私は思います。