DKT(デンマーク王立オペラ)のベルク・ブラームス

ネトラジでベルクの「ヴァイオリン協奏曲」、R・シュトラウスの「6つの歌曲」、ブラームスの4番があったので録音して聴いてみたのですが、とてもよかったです。
特に、ベルクがすばらしかった。ヴァイオリンは表情豊かで言うことなしですし、オケもホントにいい音を出してます。指揮者は、昨年「ヴォツェック」をやった人のようですが、ただ者じゃない感じがします。とりわけ第2楽章の、バッハのコラールテーマが出てくるところが、違和感無くて素晴らしかった。ここは、このオケの木管のレベルの高さのゆえかもしれません。最初から最後まで、聴きほれるというのは、まさにこのことかという感じ。録音できたので、何度でも聴けます。良かったです。
シュトラウスとブラ4も良かったです。ベルク(これはすごく良かったので)ほどではなかったですが、いい演奏でした。このオケは安心して聴いていられます。
それにしても、この選曲がいいですねえ。私の好みです。ブラームスのシンフォニーはすべていい曲ですから、前座にいかにいい曲をやるかがキーワードではないでしょうか。その点、こういうプログラムだと、ヴァイオリン・ソロとソプラノが聴けますからね。
以下は、DKTのサイトからのコピー。
再放送があったら、ぜひ聞いてほしいところです。

It is always a special occasion when the Royal Danish Orchestra rises from the orchestra pit and takes to the concert platform to give voice to the great symphonic works in all their musical magnificence.

Concert # 1
Berg: Violin Concerto
Strauss: Six Lieder
Brahms: Symphony no. 4
Conductor: Michael Boder
Soloist: Dmitry Sitkovetsky, violin and Anja Kampe, soprano

Having conducted the modern masterwork Wozzeck to rave reviews at the Royal Danish Theatre last year, Michael Boder now heads the Royal Danish Orchestra in a performance of works by three of the most influential composers within the world of music.