「愛の死」ヒストリカル

今日は、よほど「愛の死」が好きでなければ、楽しめない企画かも?この前の記事に書いた1907年「愛の死」はじめヒストリカル特集です・
ところで、この前、ネットを見ていたら、日本はボーカロイドがチャートを争う国なのだから、この際、政治も「ポリティカロイド」に任せてはどうか?というジョーク記事がありました。私は、ボカロ(VOCALO)が人間より良くなることは当分あるまいと思いますが、「ポカロ」(POCALO)は、この際、世界一の性能のものを開発してほしいものだと思ったりします・・・。

さて、おもむろに1907年「愛の死」。
http://www.youtube.com/watch?v=1GuqXbJMtlA&feature=related
ヒストリカルという以上の価値はないかも知れませんが・・・。でも、リリー・レーマンは、1876年の「指輪」の初演に出演してますから、貴重ですね。(「森の小鳥」とかでしたかね?)音質はボロボロですが、テンポは案外、今の演奏と変わりません。
お次は、ロッテ・レーマンです。彼女は有名ですね。このテンポの速さはレコードのせいかもしれませんが・・・。しかも、途中で取り替えるし。昔は、レコードを聴くって、大変な作業だったことが良く分かります。でも、このロッテ・レーマンの声は、いいですね。イゾルデ(しかも「愛の死」)としては、どうなのかと思いますが、この声はホントにいいですよ。もともと速いうえに、アッチェレランドするのはすごい。そんなに急いでどこへ行くの?(笑)これは、1930年です。
http://www.youtube.com/watch?v=imnFGnPIJ6I&feature=related
最後は、その1年後の1931年、フリーダ・ライダーです。
http://www.youtube.com/watch?v=u0A7NBCILVU&feature=related
これは、わりと、その後の「情念型」のはしりかも知れないと思って、取り上げたのです。録音が悪すぎですが。

おまけとして、彼女の「バイロイトブリュンヒルデ」を。
http://www.youtube.com/watch?v=Xfv7POg6deE&feature=related
エミール・プレトーリウスの演出で、いい演奏だと思うけど、時代が時代ですよね・・・。ちなみに、この年、フラグスタートは「グートルーネ」として出演しています。