タンホイザー「訳者より」

お正月休みを生かして、「タンホイザー」について思うところをまとめて、オペ対にアップしました。まったくの私見ですが、ご参考になればと思います。
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/2459.html
今たまたまYoutubeトスカニーニが指揮する「序曲」を聴いていたのですが、これはうまくまとまっていて、本当にいい曲ですね。何と言っても、クラリネット、ホルン、ファゴットだけで奏でられる冒頭のテーマ(「巡礼の合唱」のテーマ)が素晴らしいと思うのですが、楽譜を見ていると、この冒頭のホルンははっきりと、Ventilhorn(バルブホルン)とありますね。楽器が急速に進化していた頃だったので、このオーケストレーションが可能だったのかな?などと考えると楽しいです。
このテーマの直後に、短調に転調してから出てくるチェロのモティーフもとても印象的ですが、これは『パルジファル』の「聖金曜日の音楽」のクライマックスで「再現」されます。