アラベラ第2幕、第3幕も完成

結局、全部訳してしまいました。ストリーミング方式ですが。
第2幕(↓)
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/618.html
第3幕(↓)
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/620.html
やはり、自分でいろいろ考えると、一番予習になります。

マンドリカって、セリフの意味を良く読んでから音楽を聞くと、けっこういいですね。これに限らず、この作品は、部分的に「ここを聴こう」と思って聞くと、「おお、いいぞ」と思うことがあります。シュトラウスの音楽は流れがよすぎる(?)ので、通して聞くと流してしまうという面白い現象が生じているような気が・・・。
あと、ヴァルトナー氏は面白いです。アラベラのために決闘を申し込もうとしたり、ズデンカの結婚を許して「おちびさん、泣くな」とか言ったり、なかなかカッコいいパパです。ただ決闘に必要なピストルはすでに売り払われていたり、すべて解決すると「やっと体があいたぞ」とか言うし、その都度ギャグが入ります。
奥さんのアデライーデも面白いので、このあたりはギャグでいいでしょう。両親キャラクターのおとぼけは、喜劇にはつきものですかね。

あと、第3幕の2ページ目でズデンカが登場してから、大団円に向かう直前の「ズデンカ。あなたのほうが私よりも素敵な女性だわ。あなたは、あたしよりも、愛に満ちた心を持っている。 」以下のセリフは、いいセリフだと思うのですが、このへんカイルベルトでもティーレマンでもカットされていますね。これはリブレットの相違じゃないみたいです。どんな音楽なのだろう?

ところで、今回アラベラを歌うミヒャエラ・カウネさんは、今年のバイロイトのエーファですから、ちょうど昨夜ネトラジでやってた「マイスタージンガー」を聴いてみました。改めて聞くと、澄んだ声で、ところどころ弾けるような歌い方ですね。演出のせいかも知れませんが、演技がいいんじゃないかという感じがしました。今回、なかなかしっかり予習している私です。行けそうで良かった・・・。