昨日は「3番」、今日は??

昨日のニールセン・フェスティバル「3番」の演奏は、思った以上に楽しめました。オーデンセはニールセンの地元(童話作家アンデルセンも地元)ですが、そんなに大きな町ではないようです。そこのオケなのですが、やはりデンマークって、木管楽器の人たちがうまいように思います。
この曲は、ところどころ木管だけの掛け合いがあるのですが、このアンサンブルが良かったですね。ちょっとしたフレーズなのですが、一人ひとりがソロイストみたいに掛け合っています。その点、すごく味わい深かったです。
最初に演奏されたニールス・ガーデの「オシアン」は、舞台あるいはオケ用の序曲のようです。「ロマン派」ですね。シューマンとかメンデルスゾーンを思わせます。この人は、ニールセンの一世代前のデンマークの作曲家ですが、たしかコペンハーゲンに上京してきた18歳のニールセンは、この人に最初のカルテットの楽譜を見せたはずです。興味を持ってくれたので、音楽院の入学が許可されたという話だったと思います。恩人ですね。それにしても、北欧って、こういう話が多いですね。
ショスタコのヴァイオリン協奏曲第1番は初めてきちんと聴いたような気がします。「ショスタコぶし」を感じる面白い曲ですね。ソロのAvanesyan Hrachya(アバネシアン・フラッチャ?)は、けっこういい音を出していると思いました。

今日の放送は、ニールセン・フェスと違うのかも知れませんが、Tina Dickow(ティナ・ディコウ?)というポップ歌手(兼作曲家)が自作を「デンマーク放送シンフォニエッタ」の伴奏で歌うというプログラムが、また日本時間AM3時からのようです。どんなのか興味があるので、聴いてみることにします。
でも、本命は、あさってのAM2:30のプログラムですね。リゲティマーラーシェーンベルク編曲)、ニールセン(しかも「6番の編曲」)というのは、大いにヘンです。胸騒ぎがします(←それがヘンです)。