元日はモーツアルト

新年です。
今日は、朝からお雑煮を作りました。なぜか、昔から私の役目なのです。今年は、市場で「寒ぶり」を買ってきたので、それを入れてみました。うまくいくか心配だったのですが、家人及び親戚からは好評でした。良かった、良かった・・・。
元日は、気分的にモーツアルトを聴きたくなります。今、「オペラ対訳プロジェクト」で『魔笛』を翻訳しているので、これをDVDで見たり、シンフォニーの38番・39番やらを聴いたりしていました。
それにしても、『魔笛』ですが、これって何なんでしょうかね?誰しも思うのは、これってパパゲーノが主役なんじゃない?ということで、どんなに頑張ってもタミーノ・パミーナは影がうすくなります。音楽も、「パパパの歌」をはじめ、モーツアルトの共感は全面的にパパゲーノにあるような気がしてならないのですが・・・。
図書館で、キルケゴールの『あれかこれか』という本を借りてきて斜め読みしていたのですが、やっぱり「パパゲーノはいいのだが、タミーノは・・・」みたいなことが書いてあります。「昔から同じことが言われていたのね・・・」と妙に感心してしまいました。
あと、ザラストロとその取り巻き達って、いったい何者なんでしょうね?なんか、うさんくさい感じがするのは、私だけでしょうか?歌詞も、現代人から見ると「・・・?」という所が多いです。モーツアルトについての本をいくつか買ってきて眺めていたのですが、なかなか疑問が氷解するにいたりません。
でも、元日ですので、今日は難しいこと考えずに、モーツアルトの天国的音楽に浸ることといたしましょう(笑)。バイオリン協奏曲、いいですね〜。