2013-06-23から1日間の記事一覧

トーマス・マン『魔の山』より(2)〜「妙音の泉」の解題と最終章の翻訳〜

アンナ)前回のトーマス・マン『魔の山』の文章は、すごく熱がこもった文章ですね。 トマス)そうですね。この小説は、いつもは「イロニー」つまりどちらつかずの態度が基調となっているのに、ここでは本当に真剣な感じがします。ある意味、これは小説全体の…