マイスタージンガー第1幕対訳完成

オペラ対訳プロジェクトに、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕をアップしました。
(前半。第2場まで)http://www31.atwiki.jp/oper/pages/135.html
(後半。第3場以降)http://www31.atwiki.jp/oper/pages/136.html
予想通りではあったのですが、やはり「マイスタージンガー」は難関でした。そもそもセリフの言い回しが古い時代の用法だったり、辞書に乗っていない単語があったり、登場人物(特にベックメッサーとダーフィト)がマイスター歌曲の独特のジャーゴンを披露したり、と頭を抱える要素満載です。その要素が特に顕著なのはこの第1幕なので、第2幕以降はもう少し難易度が下がる・・・のではないかと甘い期待を抱いているところです。そもそも喜劇というのは、当てこすりや諷刺、皮肉など言葉の裏を多用するので、悲劇よりも難しいのは承知の上でしたが、とにかく何とか第1幕完成までたどりつけたのはホッとしました。
さて、この間、長い間本ブログ記載を中断していたのですが、「もうすぐこの第1幕ができたらその時に」と思いつつ、日常の些事にも追われ、数か月を経過してしまいました。目下の心配事は、目前に迫った新国立「ラインゴルト」に行けるかどうかです。