「名セリフで読み解く指輪」〜第2回「ヴァルキューレ」

「指輪」コメントの第2回です。
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/2411.html
ヴァルキューレ」は、来年4月の東京春祭でも演奏会形式で上演されますので、対訳ともども予習などにご活用いただければと思います。(なお、恒例のNHK・FMバイロイト録音の「ヴァルキューレ」は12月25日21時からとのこと)
それにしても、今年は「気づいたらクリスマス」な感じがすごくします。齢を取ると時間が加速すると言いますが、それを本当に実感してしまうので、この調子であれば、もうすぐに4月だろうなと・・・。
ヴァルキューレ」は、指輪四部作の中でも、ダントツの人気作ですが、これは何と言っても、「ヴァルキューレの騎行」の音楽で、名前が知られていることが大きいでしょう。
しかし、そう思って特に予備知識なしでこの作品を見ると、ストーリーが複雑で面食らいそうですね。コメントにも書いたように、これをブリュンヒルデの物語として見れば、第1幕は長大な序幕(プロローグ)で、第2幕からが本題と言えます。ところが、音楽的には、第1幕の音楽の魅力が強いというのが面白いところです。
4月は、ジークリンデをヴァルトラウト・マイヤー、ジークムントをロバート・ディーン・スミスというベテラン配役陣なので、危険を感じてそろそろ買っておこうと思ったら、やはりかなり席が埋まっていました。危ないところでした。