「名セリフで読み解く指輪」について〜第1回「ラインの黄金」〜

オペラ対訳プロジェクト「ニーベルングの指輪」訳了を機に、訳者コメント代わりに、タイトルのページをアップしたので、ぜひご覧ください。
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/2809.html
動画対訳(デッカ版のショルティウィーンフィル)で、該当箇所に直接リンクしていただいたのが、ありがたいです。
動画対訳の良さは、これを見ていると、私にも、頭韻を踏む面白さがよく分かることです。
たとえば、最初のラインの娘たちの合唱、Traulich und treu はtr(トラorトロ)
次の、falsch und feig は、f(ファ)で頭韻を踏んでいるように思えます。
http://www.youtube.com/watch?v=keabquK8Zsc&feature=youtu.be&t=2h24m2s
厳密に言うと、これで正しいのかはわかりませんが、あらためて歌を聴いていると、この工夫は十分効果的な感じがしますね。
とりあえず「ラインの黄金」から入ったのですが、「ワルキューレ」以降も続けていく予定です。